努力が続かない選手へ

皆さんこんにちは。スポーツメンタルコーチの千葉歩です。

「自分で決めたことなのに、やり切れない」
「自分はどうしてこんなに意志が弱いんだろう」

そんな自分に嫌気がさしたことはありませんか?

私自身、21年間競技を続ける中で、モチベーションには何度も向き合ってきました。そしてスポーツメンタルコーチとして活動する今も、選手と関わる中で大きなテーマのひとつです。

まず最初にお伝えしたいのは、

努力が続かない=意志が弱い、ではないということ。

結果を出すために、継続力は欠かせない要素のひとつです。

だからこそ大切なのは、気合いや根性だけに頼るのではなく、人間の脳や心の仕組みを理解して、「続けられる努力の仕組み」をつくることです。

1.脳は大きな変化が苦手

人間の脳や身体は、急激な変化が得意ではありません。

私たちの身体には、今の状態を一定の範囲に保とうとする「ホメオスタシス(恒常性)」という仕組みがあります。

簡単に言えば、人間には「いつも通り」を保とうとする性質があるということ。

それなのに私たちは、何かを変えようと思った瞬間、

「今日から毎日3時間、自主練する」
「毎朝10km走る」

と、一気に自分を変えようとしがちです。

最初の数日は気合いでできたとしても、今までの日常から急激に変えれば、それだけ脳や身体への負担も大きくなります。

そうすると継続することが厳しくなります。

「やっぱり自分は継続できない」
「自分は意志が弱いんだ」

と、自分を責めてしまう。

実は、これが三日坊主になってしまう理由です。

2.小さな一歩から始める

そこで大切なのが、脳や身体が負担に感じないくらいのスモールステップから始めること。

例えば、

「毎日3時間自主練する」ではなく、
「練習後に5分だけ、今日外したシュートを練習する」。

「毎朝10km走る」ではなく、
「朝10分だけ散歩する」。

「これで本当にいいの?」

と思うくらいで構いません。

特にアスリートは、

「もっとやらなきゃ」
「こんなんじゃ足りない」

と、最初から一歩を大きく設定してしまいがちです。

でも、そこで一気にハードルを上げて続かなくなってしまうのであれば、もったいない。

最初は、それくらいでいいんです。

まずは小さな一歩を続ける。

それが当たり前になったら、少しだけステップを上げる。

また当たり前になったら、もう少し上げる。

目指したいのは、歯磨きと同じです。

「今日は歯を磨くモチベーションがないからやめよう」とは、あまり考えませんよね。

やる気があるからやるのではなく、やることが当たり前だからやる。

3.小さな「できた」がモチベーションをつくる

そして、

「今日もできた」
「今日も積み重ねられた」

という小さな成功体験は、次のモチベーションにもつながります。

ここには、報酬や学習、モチベーションに関わる「ドーパミン」も関係しています。

最初から大きな成功を求めるのではなく、小さな「できた」を何度もつくること。

それがモチベーションとなり、その繰り返しが、やがて習慣になります。

努力を続けられる人は、特別に意志が強い人なのではなく、

努力を続けられるように、上手に設計している人。

結果を出すために大切なのは、一度ものすごく頑張ることではなく、続けること。

そして、積み重ねること。

その先に、結果があります。

もし今、努力が続かない自分を責めているのであれば、一度「自分の努力の仕方」を見直してみてください。

モチベーションに左右されず、当たり前のように努力を積み重ねられる自分になれたとしたら。

そこには、どんな素晴らしい変化が待っているでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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