緊張に悩むあなたへ

みなさんこんにちは。
スポーツメンタルコーチの千葉歩です。
アスリートのサポートをしていると良く話に出てくるのが「緊張」です。
今日は「緊張」しているときはどんなことが起きているのか?
緊張は悪なのか?
緊張に悩むあなたへ少しでも力になれば幸いです。
▪️緊張とは
そもそも緊張とはどういったものなのでしょうか?
辞書によると、心やからだが引き締まること。慣れない物事などに直面して、心が張りつめてからだがかたくなること。
とあります。まさに、初めてのことや慣れないことは緊張しますよね。
さらに科学的な側面から見てみましょう。緊張を感じた時体の中ではこんなことが起こっています。
1. 脳が不安を感じ取る
失敗したくない場面や不安なことに向き合うと、脳の中にある「扁桃体」という部分が、危険や緊張する状況を察知します。
2. 神経とホルモンが身体に指令を出す
脳から情報が伝わると、身体を活動的な状態にする「交感神経」が働きます。 同時に、「アドレナリン」という物質が血液の中に分泌されます。
3. 全身に変化が起こる
交感神経やアドレナリンの働きによって、体内では次のような変化が起こります。
- 心臓の動きが速くなる(ドキドキする) → 筋肉へ血液と酸素をたくさん送るため
- 息が深くなる・多くなる → 体内に酸素を多く取り込むため
- 目の黒目(瞳孔)が広がる → まわりの状況をよく観察するため
- 手に汗をかく → 物をしっかり握ったり、滑り止めにしたりするため
このようなことが体の中で起こっています。
▪️最高のパフォーマンスは適度な緊張から生まれる
実は多くの人から緊張=悪といったイメージを持っている人も中にはいるかもしれませんが、
実は最高のパフォーマンスには緊張が必要不可欠なのです。
この図をご覧ください。

皆さんも一度は聞いた事があるのではないでしょうか?
何をやってもうまくいくほどのハイパフォーマンス「ゾーン」
実はこのゾーンに入っている時にも緊張は存在しています。
1. 脳の集中力と判断スピードが上がる
緊張を感じると、脳の中に「ノルアドレナリン」という物質が出ます。 これが脳の司令塔を刺激することで、次のような変化が起こります。
- 注意が1つに絞られる(余計なことを考えず、目の前のことだけに集中できる)
- 判断が速くなる(頭の回転が速くなり、すばやく行動できるようになる)
完全にリラックスしている時よりも、適度に緊張している時の方が脳の処理能力が高まります。
2. 身体のパワーと動きのキレが上がる
同時に「アドレナリン」という物質が出て、心臓の動きが活発になります。
- 脳や筋肉に大量のエネルギー(酸素と栄養)が運ばれる
- 反応時間が短くなり、身体を速く正確に動かせるようになる
これにより、普段以上の筋力や瞬発力を発揮できる状態が作られます。
緊張とは、脳と身体の機能を一時的に高めた最高の準備状態です。
「頭の回転」と「身体のキレ」がどちらもピークになるため、適度な緊張がある時こそ、人は最高のパフォーマンスを発揮できます。
ここまで緊張について科学的な視点から書いていきましたが、むしろ適度な緊張感は必要という事がわかると思います。
緊張に対してどう捉えるか?
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
次回緊張に対するワークをご紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
