自分を責めてしまう選手へ|うまくいかない自分を受け入れた時、競技力は伸びる
結果が出ない。
思うようにプレーできない。
不安でいっぱいになる。
悔しくてイライラする。
「もう頑張れない」と感じてしまう。
本気で競技に向き合っている選手ほど、そんな自分に苦しむ瞬間があると思います。
私自身、21年間バスケットボールを続け、国内トップリーグである Wリーグ で7年間プレーしてきました。
現役時代の私は、うまくいかない自分を受け入れることができませんでした。
もっと上手くならなければいけない。
もっと練習しなければいけない。
もっと頑張らなければいけない。
結果が出ない時ほど、自分を責めて努力で埋めようとしていました。
そんなある時、自分の中からこんな声が聞こえてくるようになりました。
「もう頑張りたくない」
当時の私は、その声すら否定していました。
プロである以上、そんなことを思ってはいけない。
苦しい時こそやるべきだ。
止まりたいと思うなんて甘えだ。
そうやって心の声を押し込め続けた結果、
ある時、身体に力が入らなくなりました。
今振り返ると、心が出していたサインを無視し続けた先で、身体が限界を教えてくれていたのだと思います。
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結果が出ない時、選手はなぜ自分を責めてしまうのか?
競技に本気な選手ほど、責任感が強く、真面目な傾向が多いです。
だからこそ、結果が出ない時に
「自分の努力が足りない」
「もっとやらないとダメだ」
と考えやすくなってしまいます。
短期的にはその姿勢が成長につながることもありますが、
長期的に自己否定のエネルギーで走り続けると、焦り・不安・イライラが強くなり、必要以上に自分を追い込んでしまいます。
私もまさにその状態でした。
その状態が続くと、燃え尽き症候群やうつ病といった精神的な不調につながっていきます。
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自己否定が脳のパフォーマンスを下げる理由
心理学では、強い自己批判はストレス反応を高め、注意力や判断力を低下させやすいとされています。
脳科学的に見ても、不安や焦りが強すぎる状態では扁桃体が過剰に反応し、前頭前野による冷静な判断や自己調整が働きにくくなります。
簡単に言えば、
• 焦る
• 視野が狭くなる
• 判断が雑になる
• また結果が出ない
• さらに自分を責める
というループに入ります。
競技で結果が出ない時ほど、この状態に陥りやすい選手は多いです。
どんな自分も自分だと受け入れた時、次の成長ステップに進める
私にとっての転機は、
うまくいかない自分も、不安な自分も、頑張れない自分も、全部「自分」だと認めたこと でした。
人間である以上、うまくいく時もあればそうでない時もある。
心の底からそう思えるようになってから、
だんだんと自分の中で変化が起きていきました。
受け入れることで、結果を出すにふさわしい準備にフォーカスすることができ、うまくいくかどうかに関係なく、ふさわしい準備をやり抜けるように。
そんなメンタルになってから、あんなに苦しかったバスケットが心から楽しいものに変化し、さらには結果もついてくるようになりました。
自分を受け入れることは甘えでも、弱さでも、立ち止まることでもありません。
むしろどんな自分も受け入れられるメンタルがあることが強さなのではないでしょうか?
今、うまくいかず苦しんでいる選手へ伝えたいこと
もし今、結果が出ず苦しんでいるなら。
不安な自分も、悔しい自分も、イライラする自分も、もう頑張れないと思ってしまう自分がいても大丈夫です。
それは、本気で競技に向き合っているからこそ起こる自然な反応です。
大切なのは、その自分を責め続けることではなく、まず認めること、受け入れること。
簡単なことではないですが、その一歩が選手として、一人に人間としてもう一段成長させてくれます。
まずは自分の素直な声を大切にしてください。
大丈夫。苦しい時期は、また一つ成長するための過程です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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