メンタルトレーニングとメンタルコーチングの違い、私の選択

皆さん、こんにちは。

メンタルトレーニングとメンタルコーチング。

この二つ、なんとなく同じように使われていることも多いのではないでしょうか。

この違いを意識している私からすると、

一緒にされてしまうことに、少しむずがゆさを感じることもあります。(笑)

先にお伝えすると、

私はスポーツメンタルコーチとして、

メンタルコーチングという関わり方を選んでいます。

今日はその理由も含めて、

この二つの違いを整理してみたいと思います。

まず前提として、

メンタルトレーニングを否定しているわけではありません。

どんなものにも良い悪いはなく、

使い方や場面によるものだと思っています。

一般的にメンタルトレーニングは、

「緊張するならこれをやってみよう」

「こういう時はこう整えてみよう」

というように、悩みに対して方法を提示していく関わり方です。

短期的にその場の状態を整えるという意味では、

とても合理的なアプローチだと感じています。

一方でメンタルコーチングは、

その場の対処だけではなく、

「どうしてそう思う自分がいるのか」

「どうしたらうまくいくのか?」

「結果に相応しいのか?」

そういったところに向き合いながら、

気づきを与える環境を作り、主に対話や問いを通して

自分で気づき、自分で選んでいくことを大切にする関わり方です。

脳の仕組み

この違いは、脳の仕組みとも関係しています。

人は同じことを繰り返すと慣れていく(馴化)という性質があり、

最初は効果があった方法も、徐々に慣れてきて効果が薄れることがあります。

そのため、メンタルトレーニングのように

方法を繰り返し使っていくものは、

長い目で見たときに、

少し頭打ちを感じる場面が出てくることもあるのではないかと感じています。

また、人の脳は

自分で気づき、自分で選んだことに対して、自分で決めたときの方が、報酬系(ドーパミン)が働きやすく、

モチベーションが続きやすい事がわかっています。

心理学の自己決定理論でも、

  • 自分で選んでいる感覚(自律性)
  • 自分にはできるという感覚(有能感)
  • 人とのつながり(関係性)

この3つが満たされることで、

モチベーションは内側から生まれ、続きやすくなるとされています。

だからこそ私は、

自分で気づき、自分で決めて行動していくこと

このプロセスをとても大切にしたいと思っています。

メンタルコーチングを受けて

私自身もコーチングを受ける中で、

答えをそのまま渡されることはほとんどありませんでした。

その代わりに、

自分で考え、気づくための時間や問いを、

ずっと与え続けてもらってきました。

これすごく簡単じゃないんです。答えが見つからないし、

時に、自分を疑わないといけない時もある。

自分と真正面から向き合うって簡単じゃないんです。

同時に、その中で、

自分で気づいて、自分で決めて、行動し、変わっていくこと。

そこに納得感と確かな喜びを感じるようになりました。

この時間に得られたものは、結果以上のものでした。

もしそれが、

「この場合はこれをやってね」という関わりだけだったとしたら、

短期的には良くなっていたとしても、

長い目で見たときにどうだったのかなと感じています。

メンタルコーチとして

そして、私が一番大切にしたいのは、

競技の結果を含む、

アスリートの人生そのものです。

競技で結果を出すことはもちろん大切です。必ずコミットします。

ただ、競技の時間には必ず終わりがあって、

その先の人生の方が、ずっと長い。

そう考えたときに、

自分で考え、自分で選び、決めていく力は、

そのまま人生に繋がっていくものだと思っています。

だからこそ私は、

その人の人生にフォーカスした関わり方ができる、

メンタルコーチングを選びました。

メンタルトレーニングとメンタルコーチングは、

どちらが優れているというものではなく、

それぞれに特徴や役割があるものだと思っています。

その中で、

自分がどんな関わり方をしたいのか。

どこに価値を置きたいのかを考え抜いた結果、

関わるアスリートの人生にフォーカスし、幸せを一番に考え、結果にコミットする。

そんな関わり方をしていきたい。それができるに相応しい人でありたい。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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