結果が出ない時に起きていること

競技を続けていると、
頑張っているのに結果が出ない。
成長している実感が持てない。
そんな時間にぶつかることがあるのではないでしょうか。
私自身、21年間バスケットボールを続けてきて、
「もう自分はダメなんじゃないか」
「もうここまでなんじゃないか」
そう感じたことは一度や二度ではありません。
一生懸命やっているのに、前に進んでいる感じがしない。
練習しているのに、うまくいかない。
あの感覚は、経験した人にしかわからないしんどさがあると思います。
目次
▪️停滞には2種類ある
この“停滞しているような時間”には、
大きく分けて2つの状態があります。
それが、スランプとプラトーです。
▪️スランプ
スランプはこれまでできていたことができなくなる状態です。
好調だったのに急に調子が悪くなる
明らかにフォーマンスが下がり、結果が落ちる。
その背景には、
環境や人間関係、メンタル、身体的な疲労など、
さまざまな要素が絡み合っています。
そして何より、
「もうダメかもしれない」
「自分なんてダメだ」
そうやって、自己信頼の土台が揺らいでしまう。
それがスランプです。
▪️プラトー
一方でプラトーは頑張っているし、やるべきこともやっている。
でも、前に進んでいる感じがしない。
自己否定まではいかないけれど、
モチベーションの維持が困難。
なんとなくモヤモヤする。
そんな状態です。
例えば、新しくフォームを変えようとしたとき。
なかなかうまくいかない、結果に表れない。
もしくは初めはうまくいったけど、なんだか伸び悩んでいる。
それは、伸び悩んでいるのではなく、
体が新しい動きを覚えようとしている途中。
いわば、作り直している最中です。
だから、表に出る結果は一時的に落ちても、
内側ではちゃんと変化が起きている。
プラトーは、そういう時間です。
プラトーの時期にはタネを育てることをイメージしてみてほしいです。

同じタイミングで植えたとしても、
すぐに芽が出るものもあれば、ゆっくり出てくるものもある。
でも、芽が出ていないからといって、
育っていないわけではない。
土の中という目に見えないところで、
ちゃんと変化が起きています。
人の成長も、それと同じです。
人それぞれの成長スピードがあるのです。
▪️スランプとプラトーは似て非なるもの
スランプとプラトーは、一見似ています。
どちらも「うまくいっていない」から。
でも、起きていることは全く違います。
スランプのときは、自己否定が強くなり、
視野がどんどん狭くなっていく。
一方でプラトーは、
焦りやモヤモヤはあっても、どこかで踏ん張れている。
「しんどいけど、続けるしかない」
そう思えている状態です。
だからまずは、
今の自分がどちらに近いのかを見てあげること。
もしスランプであれば、
無理に前に進もうとするよりも、整えることが大切です。
できていないことではなく、できていることに目を向ける。
まずは自己信頼を取り戻す事。
一方でプラトーであれば、
必要なのは、続けること。
結果ではなく、過程に目を向ける
今日やるべきことにどれだけ向き合えたか。
そこに目を向けていくことが大切です。
▪️最後に
そして、そういうときこそ、
自分一人で抱え込まずに、
信頼できる人やメンタルコーチなどサポートしてくれる人に頼ることも大事です。
自分では見えない部分を、
外から整理してもらうことが助けになることもあります。
ここで一番伝えたいのは、
スランプが悪くて、プラトーが良い、
そういう話ではないということ。
結果に表れない時間や、前に進んでいる感覚がない時は、確かに苦しい。
やめたくなることもあるし、
投げ出したくなることもある。
でも、
スランプは、自分を見直し、整えるための時間。
プラトーは、土台を積み上げている時間。
どちらも、成長するために必要な時間です。
結果が出ないと不安になるのは当然です。
でも、見えていないだけで、
内側ではちゃんと変化が起きている。
それが、人の成長の仕組みです。
だから、
無理に前向きになろうとしなくていいし、
無理に頑張ろうとしなくてもいい。
ただ、
「今のこの時間にはどんな意味があるんだろう」
そう問い続けること。
そして、
今もがいているこの時間が、
次の成長につながっているとしなやかに捉えてみる。
止まっているように見えても、
ちゃんと進んでいます。
大丈夫。その一歩があなたの競技人生をより豊かにする。
最後までお読みいただきありがとうございました。
